2014年7月16日水曜日

Evolution of fairness in the one-shot anonymous Ultimatum Game

ダウンロードして満足どころか、ダウロードすらしてない。これはまずいので、目についたものを簡単に読む。

Rand, D. G., Tarnita, C. E., Ohtsuki, H., & Nowak, M. a. (2013). Evolution of fairness in the one-shot anonymous Ultimatum Game. Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America, 110(7), 2581–6. doi:10.1073/pnas.1214167110

Nowak先生とニッポンのエース、最後通牒ゲームでもシミュレーションするの巻。空き地がどんどんなくなる。

ワンショットの最後通牒ゲームをABMでやる。Agentの戦略は、提案額pと受諾の閾値qで表現。選択圧と突然変異をコントロールしながら、生き残る戦略の頻度を見ます。

選択圧が弱いと、p=0.5,q=0.5だけど選択圧を強くすると,p,qともに低くなっていく。突然変異が低いほど、p,qの低下は選択圧の増加に対して早く生じる。

更に、弱い選択圧の基で、Agent数NとミューテーションuをかけたNuによってmodal strategyに変化がみられる。Nu<1では、p=q=1/3だが、Nu>1でpが上昇、qが減少してp=0.5,q=0に収束。

しまいには被験者実験もやる。詳細はサプリメントを読まないといけないので飛ばしてしまった。ただ実験でも理論的な予測を支持している、と。

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